無可有庵

音楽その他ついて

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

聖書の教え

私がどこまで真剣にクリスチャンを名乗れるのか分からない。部分的にかもしれないし、全部、或いは全くゼロかもしれない。しかし、いずれにしても聖書との出会いは私を変えた。そしてそれは私の人生の航路と音楽上の探求の交点で起きた事である。 マタイ10章…

ロマン派の勉強を始める

今日はふとフォーレの『レクイエム』を聴きたくなりCDで聴いていました。ミシェル・コルボー指揮ベルン管弦楽団。コルボーは宗教音楽の解釈に定評があり昔購入したCD。とても好きだが、どうしてもデュリュフレのレクイエムと比較してしまう。作品としてフォ…

ウクライナの街のバッハ『無伴奏チェロ組曲』

ウクライナ情勢については正直なところ、新聞やニュースからの情報でさえ積極的に追い掛けてきたとは言えず、元々ロシアという国の政治的・歴史的背景についての知識も疎かったというのが正直なところである。プーチンとゼレンスキーというある意味で対照的…

今に生きる未来

最近、知り合って親しくしているZ先生は私の英語の先生であり、アーティスト、詩人でもあり私のメンター、友人でもあるのだが、その彼曰く「今、未来を生きろ」...これって禅問答のようだが、禅から昔学んだことは「今を生きる」(live the present moment)で…

介護職について思う

介護職には「キツい」「低賃金重労働」といった「割りに合わない」というイメージが付き纏っているかもしれない。確かにそれは一部当たっているのだが、私はそうは思わない。介護は人のケアを担う専門職であり、実に高いスキルが求められる対人援助職である…

音楽と政治について

音楽と政治というテーマで以前に20世期初頭頃の近代芸術の美学みたいなものについて思索していた時期があった。最近、音楽史の勉強をしようとGrout/Peliscaの『西洋音楽史』などを読んでいるが、アリストクセノスの立ち位置に引っ掛かるものがあった。曰くア…

音楽史を学ぶ

一応、ピアノを教えている身として、よく「ドレミファの成り立ちは?」とか音階だったり音律や調などどのように説明したら良いかと悩むことがある。単純に歌いながら経験的に学ばせる手法もあるけど、やはり原理で説明できないと気が済まないのは私の性質な…