Moebius Diary

音楽、社会、思想、その他

イレーヌ・グリモーのベートーヴェン『テンペスト』を聴く

本当に言わずもがななのですが、昨晩SoundCloudで視聴したBeethovenのTempest Sonata(第17番)が素晴らし過ぎて、この感動、感激が薄れていないどころか深まっている事に安堵もしています。喧嘩を売る訳では無いのですが、この作品の後に書かれた、特に20世紀以降に書かれた作品が全て恥ずかしく思えてしまうような、謂わば持ち出したら全ての楽曲が吹き飛んでしまうような、あの美しさ。。。私も高校時代に必死で第一楽章を勉強したのですが、、、

聴いている間に思ったのですが、ベートーヴェンの精神構造って現代人のそれとそんなにかけ離れていないのかなと思ったりします。世の中、例えば社会や政治の事を疎ましく思ったり、怒りを自己の芸術にぶつけたり...一聴者として素晴らしく感動したからと言って最早会いに行ける人ではないのですが...