無可有庵

音楽その他ついて

2022調布国際音楽祭へ

小金井市に在住しており、距離的に近いながらも一度も行けていなかった調布音楽祭。この度、打楽器科の同級生がフェスティバル・オーケストラに乗る事になり、チケットをご招待頂いた。プログラムはメンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」、シューマン:ピアノ・コンチェルト、ブラームス交響曲第一番ハ短調ソリストはピアノの河村尚子さん、指揮はバッハ・コレギウム・ジャパン鈴木雅明。何と言っても目玉はシューマンブラームス

シューマンのピアノ・コンチェルトは気持ち良くなって爆睡してしまったが、ブラームス交響曲第一番は最初から最後まで身を乗り出して聴いた。聴いていて思ったのは私は実はブラームスの大ファンかも知れないという事。第一番を聴いていて、旋律から内声から和声進行、あの特異なリズムまで全部好きな事に気付いた。でも第一番のあのただならぬ緊張感は何だろう?もう少し余裕のある時に勉強して調べてみたい。演奏はややテンポが速いように感じた。その為か切迫感がより増して聴こえる。これは鈴木雅明エストロの解釈によるものだろうか?調布音楽祭は10周年らしいが今回初めてコンサートに赴いた。近辺での一般市民を対象とした音楽祭がこれだけ盛り上がりを見せているのは嬉しい。私も音楽教室を営んでいるが、これから地域で一般の方々を対象にクラシック音楽の魅力を発信して行きたいと思っている。まだ高揚感と余韻に浸っている。